私は 物心つく まだ幼い頃
5、6才かまたは もう少し下の年齢から
小学生、中学生、高校生くらいになるまで
幾度となく 同じ夢を見た。
大人になってからも ２度ほど
同じ夢を見ているかも知れない。
ある日 その夢をみながら
目が覚めると同時に
現実世界へ意識が繋がって以来
同じ夢をみることはなくなった。
私ひとり 真っ暗な暗闇の中にいる。
目の前には 一本の真っ直ぐ伸びた
真っ白で 太い綱が 私の足元まで伸びている。
私は 自分の足元と 見えない
先まで 伸びている 真っ白な綱を
意識してみながら
先へ先へと 綱を渡っている。
上にも 下にも 周りにも 何もない。
ただただ 真っ暗な空間の中
後ろへは 引き返すことは出来ない
綱の上を歩いている。
歩き続けていると 突然
目の前に ヒヨコの大群が現れて
視界一面全てが
黄色いふわふわしたヒヨコで埋め尽くされ
ピヨピヨ ピヨピヨという
ヒヨコの鳴き声が 大音量で聞こえて
前に進めない。
綱の上で 身動きが取れず 息苦しくなる。
その息苦しさの中で 懸命に体を動かし
力を振り絞って 踠きながらも
ヒヨコの大群を掻き分け
やっと抜け出した途端に
パッと 一瞬のうちに
ヒヨコの大群が消える。
そして私は 呼吸を整えて
また 前進して歩き出す。
歩いていると 今度は
一枚の大きな新聞紙が
目の前に 突然現れ
私の目の前で
ピタッと止まったかと思うと
もう一枚、もう一枚と
まるで 私の目の前に
透明な壁があって
壁に吸い付くように
アッという間に
目の前一面に貼りつくされた
無数の新聞紙と
数々の老若男女の話し声や笑い声
ニュース番組の放送
車のクラクション
黒電話のなる音などで
いっぱいになる。
グラつく足元に 気を付けながら
話し声や雑音の大音量に
耳を塞ぎながら
そこを通り抜けて
前に前に前進していくしかない。
自分は何処にいるのかも分からない
周り一面 真っ暗な場所で
時々 よろけそうになりながら
私は その綱の上を歩いている夢。
今でも 詳しく覚えているのは この２つの情景。
あと２、３種類あった気がするけれど
この夢をみて 目が覚めた時は 必ず
大量の汗をかきながら 息を切りながら
ガバッ！ と起き上がっていた。
特に 一度の夢で 同じ光景が 再生された時
幼かった頃の 私にとっては
決して 心地の良い夢ではなかった。
必ず同じ夢で 夢の中でも 「あー、またこの夢。」と
大人になってから 夢の中で「これは夢なんだ。」と
意識したみた時を最後に この夢はみなくなった。
今なら なんとなくだけれど
その夢が何だったのか わかる気がする。
Balance バランス
世の中には 何ごと 全ては
Balance バランスが 大事なんだということ。
この「人」という器をもって この世に存在する限り
自分は「人」以外の 「ナニ」でもない。
「人 は 人」なのだということを 忘れてはいけない。
Balance バランスをとりながら
生きるのだよ。
考える思考 感じる心
本能は 行動とともにある
魂と肉体の繋がり
人間関係をあらわす
太陽と月が
地球に陰陽を創り
風と大地が 生命を育み
炎と水が 有無を促し
酸素と二酸化炭素
摂取と排泄
必要なものを取り入れ
不必要なものは吐き出すのは
自然の摂理
物質世界と精神世界
現実と幻想
自由と調和
感情と理性
全ては流れに身を任せて
そして時には意図して
人として生きていく世界の成り立ち
眠りと目覚め
完全と不完全
生と死が
時を刻む
光と闇
分離と統合
スピリチャリティーと
リアリティー
私とあなた
愛と幸せが平和を司る
対になるもの Balance バランス
ふたつで ひとつになる
重なり 繋がる 運ばれる命
光り輝く星を繋ぐ
時を渡り詠む
キミならわかるだろう。
キミは強いよ。
ボクは弱いよ。
強いキミと 弱いボク
ボク達は 私たちは
Balance バランスを 実行する
響きあい 上昇する 世界を創る。
ヒカリを感じて
ヒカリを浴びて
輝く
これから先の世界へと
今を生きる。
